壁の素材あれこれ①

得意のあれこれシリーズ壁編です。
室内空間で1番面積が多い壁。つまり壁は空間のイメージを左右するとモノだと思います。
同じ白い壁でも素材によっても大きく雰囲気が変わります。いわゆるテクスチャ。つまり素材感も考えて壁を選んでいくことが自分の理想の家に近づきます。
今日は壁の素材あれこれをご紹介。

とりあえず定番のクロス

出典:Amazon | https://www.amazon.co.jp/サンゲツ壁紙29m-シンプルホワイト-SP-9914/dp/B06XKHSC4N

おそらく皆さんが1番馴染み深いのがクロス。特にビニルクロスですね。細かく分類すると紙クロスや木質系のモノなど色々ありますが、一般的に住宅の壁に使われているのはビニルクロスと言います。

ビニルクロスの良いところは安価で工期も短く施工性が良いという点です。職人さん(クロス屋さん)の腕によって多少の精度にバラつきは見られることもありますが素人目にはほとんど分かりません。なので、自分のイメージ通りの空間が作りやすいのも嬉しいところ。

色や柄も豊富ですが「素材感」という点では、少し物足りない部分もあるかも。

特に壁にこだわらないなら「白」のビニルクロスを選んでおけば間違いないです。

 

もはや定番?漆喰の塗り壁

タイトルの通り、もはや定番となりつつある漆喰の壁。空間イメージにおける最大のメリットは洋風・和風どちらにも合うということ。漆喰の塗り壁というと「プロヴァンス」や「自然素材」の洋風の家なイメージが強いようにも感じますが、日本の古い街並みを歩くと漆喰だらけですよね。だから日本の風土にも良く合うことが分かります。

塗り壁は塗り方によっても表面の見え方が変わるのも面白いところで、つまり壁に色々な表情を持たせることができます。

ただ、これは職人さんの腕に左右される部分は大きいのが不安な点。でも、それも味と言ってしまえば味ですね。

 

ほどよく柔らかさを演出するシナ合板

出典:https://www.cainz.com/shop/g/g2200003530940/

モルタルやRCを差しおいてシナ合板を取り上げたのは、単純に個人的なお気に入りの話です。

安価でなんでもないただの合板なのですが、なんとも言えない柔らかさのある空間をつくってくれます。木目が柔らかな印象で、色が明るく、白い壁やモルタルなんかとの相性も抜群です。

素朴感もありながら、無駄のないシンプルさを持ち、独特でもなく、簡素でもない、なんとも良い空間をつくってくれます。

 

壁の素材はまだまだあるので、また紹介していこうと思います。

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