窓の役割について考えてみる

2020.9.18

#家づくり

窓には色々な役割があります。採光や風通しの為の機能的な窓、デザインで魅せる為の窓、景観を取り込む為の窓。
どこにどのような窓を設けるかによって、外観だけならず室内にもたらす影響は大きいです。だから「しっかり考えて取り入れたい」とは言っても、どこに窓を設けたらいいのかなんて、家づくり初心者にはまったくイメージが湧きませんよね。
そんなワケで今日は窓についてのコラムです。

窓で変わる光の取り込み方

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光の取り込み方で、様々な空間を演出してくれる窓。まったく同じ建物を建てても敷地や環境によって光の入り方は千差万別。つまり自然光に合わせて窓を考える必要があるということです。

季節や方角で変わる自然光は、室内にいても朝を感じたり、四季を感じることができます。朝の光が好きなら東側にたくさんの窓を設けたり、夏の暑い日差しを感じたいなら、南側に吹抜と大きな窓を設けたりと。こんな感じで光の取り込み方を考えていけば、家づくりでどこに自分好みの窓を設けるか分かってきそうですよね。

 

風の流れを考える窓

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単純に風と言っても日々変わるものです。季節風があると言ってもよくわからないですよね。

採風についてはシンプルに考えるといいと思います。家の中を流れる風は、入口と出口があれば大丈夫です。もちろん日によって風が吹かない時もありますが、そこまで考えなくて良いかなと。

また風は自然風だけでなく、温度差によっても生まれるのです。温度が低い場所から温度が高い場所へと空気は流れます。これは匂いを抑えたい飲食店なんかは採用したりしています。

だから窓だけでなく間取りも大切ということです。

 

景観を取り込む窓

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これは住空間を豊かにしてくれる為の窓。自分の家から「お気に入りの景色」が見えるように窓を設けることで、いつもの暮らしに「幸せ」が少しプラスされます。

自宅の周りが住宅街なら天窓を設けたり、お庭の緑を感じたいなら地窓を設けたりと、自分の「好き」に合わせた窓の考え方なので、光や風のように専門的な知識がなくても取り入れやすいですよね。

家を計画する前に、もう一度じっくり周辺環境を確認して間取りを考えるのも良さそうです。

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